♪「献呈」 シューマン作品 リスト編曲 

この曲「献呈」は、ロベルト・シューマンがクララ・シューマンへ結婚前夜に贈った作品で、リストがピアノに編曲したものです。約5分のこの曲に美しい旋律以外のものがたくさん含まれています。全体の構成は低音部であらわすシューマン自身 の骨格の太い存在と、それを補う美しい旋律が、時には会話をするように、時には見つめあいながら、また時には一体となりながら曲が進行していきます。拍子はめずらしい2分の3拍子でワルツの様な華やかな踊りの要素をもちながら、かつ芯の太い大木に寄り添うような深みのあるピアノの音が使われています。途中‘dolce armonioso’の指示がでてきますが、これは甘く調和のとれた響きという意味で、純白なベールが次第にとれて白と淡いピンクの花びらが舞うなかで誓いの証への祝福を思い起こします。またこの曲はワインで例えると、シャンパンそれもロシア皇帝の愛したルイ・ロデレール・クリスタルとも表現できます。一本芯のとおった味に繊細な泡がまとわりつき、繊細さ、骨太さ、上品さが三位一体となって 表現されているからです。そして祈りの曲アヴェマリアを2回繰り返し完奏となります。

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「ルイ・ロデレール・
クリスタル」

セパージュ:シャルドネ45%、ピノ・ノワール55%
オレンジがかったグリーンの輝きある熟れた黄色に、豊かで熟した香りを放ちます。アタックは豊かで柔らかく、細やかでクリーミーな泡が力強いワインを支えている、優雅さと、純粋さを追求したシャンパンです。

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