♪「皇帝」 ベートーベン作品
すべての面で完成されたワインであり、音楽である。このワインを初めて飲んでワインの魅力にとりつかれた人は少なくない。また音楽もこれを聞いてクラシックにはまった人もいる。美しさ、楽しさ、伝統美、格式美、と斬新さが共有されている。 カベルネソーヴェニヨンのセパージュが圧倒的に多いこのワインは熟成に時間がかかるという特徴が天才的な醸造家のバロン・フィリップにより熟成の完成度、持続とも見事に傑作にしあがっている。あまりの完成度のため、いわゆる通の人は避けてしまう傾向はあるが、ワインのひとつの完成形であることには間違いない。 このピアノコンチェルトの完成度は圧倒的な存在にちがいなく、この時代以後の音楽家はこれを超えるための努力をいかに行っていたかを想像するとまた別の音楽の楽しみとなる。 第1楽章の展開から 第2楽章から第3楽章への移行部分の劇的展開ととにかくミラクルの連続である。
「シャトー・ムートン・
ロートシルト」
同名の赤ワイン、シャトー・ムートン・ロートシルトは、世界でもっとも偉大なボルドーワインクラレットの1つに数えられる。もともとはシャトー・ブラン・ムートンという名で知られていたが、1853年、シャトーを購入したナタニエル・ド・ロッチルドにより、シャトー・ムートン・ロートシルトと改名された。収穫と瓶詰めをともに自ら行ったシャトーは、シャトー・ムートン・ロートシルトが初めてである。